ガソリンの比重の軽さによる引火の危険性、ガソリンの品質や成分の特徴を踏まえた上でのガソリンの取り扱いの注意点。
ガソリンの比重ですが、ガソリンの比重は約0.75で水の3/4程度の重さがあります。 比重とは、1以上大きい物質は水に沈んで、1以下の小さな物質は水に浮くようになっています。 なので比重とは、その物体の重さと、その物体と同体積の4℃の水の重さの比を比重といいます。 そして比重は、無次元数(無名数)なので、単位はないことに注意してください。 ガソリンは、空気1としたときの蒸気したガソリンの比重は3〜4になり、レギュラーガソリンのほうがガソリンの比重は軽くなります。 ただし、これがハイオクガソリンですと、ハイオクガソリンの比重は0・77くらいですから、レギュラーガソリンの比重と比べると 、0・05%の差が出て、比重0.79〜0.85の灯油と同じくらいの場合があり、そして燃焼にて発生する熱量はガソリンの比重と比例します。
第1石油類の中の代表的なものがガソリンですが、これはガソリンの性質が危険物に共通する主なものを独占しているため、石油類の中でも上なんですよね。 ガソリンは揮発しやすい品質で、その液体はオレンジ色に着色されており、においも独特なにおいが特徴です。 電気は通さず水にも溶けないのですが、ゴムや油脂、樹脂などの成分はガソリンでよく溶けます。
揮発しやすく蒸発性が広く引火点の低い性質のガソリンですから、取り扱いにも十分注意したいですね。 その危険性は、ガソリンの比重は空気より重いので、床面や地面などの低いところに沿って火が広がり、 そして発火沸点がもっとも低くて40℃〜200℃なので、またたく間に火が広がりその範囲もかなり広いものになり、火災もたいへんな大きさになります。
また、蒸留比重が重いために、蒸気が外へ漏れると低い場所に停留したまま空気中に拡散しないので、 いつまでも長く引火の危険性にさらされている状態になります。 そしてガソリンの比重は水より軽く溶けないために、いつまでも水面に浮かんで漂い、引火性の蒸気をいつまでも発生しています。 こうしたさまざまなガソリンの危険性をふまえ、取り扱いには十分な注意が必要です。
ガソリンの種類ですが、ガソリンは原油を常圧で蒸留する直留ガソリンと、原油の中の灯軽油や、 重質溜分を分解し改質した分解ガソリンなど、そして重質ナフサを接触改質装置にて、 高オクタン価にする改質ガソリンなどがありますが、直溜ガソリンは化学工業用として主に用いられて、 自動車などの燃料用には分解ガソリンや改質ガソリンが用いられています。